地方移住の2つの「障壁」/実際私が経験したこと

ログハウス生活

コロナ禍以降、リモートワークの普及により地方移住が流行り、一巡してきた頃合いかと思います。私自身も千葉県の九十九里近く(地方という程ではありませんが)に「ログハウス」を購入しました。実際私が経験した2つの障壁についてご紹介いたします。

住宅ローンの審査が通らない

1つ目は「住宅ローン」の問題でした。物件価格は1,000万円台前半でした。日本の平均年収は400万と仮定すると、年収400万円でも最高4,000万円程度まで住宅ローンの借り入れが可能です。私の収入と照らし合わせても全く問題ない価格であり、審査が通るということを疑いもしませんでした。ところが、初めに相談をした某地方銀行からの回答は「住宅ローンとしては扱えません、セカンドハウスローンであれば可能ですが頭金が必要です」ということでした。予想外の不意打ちで、動揺したことを覚えています。たまたまだろうと思い、もう1行審査を申し込みましたが回答は同じく「No」でした。「あれ、もしかしたら買えないのか?」「今まで支払いの滞納したことあったかな?」と考えを巡らせました。詳しく理由を知りたいと思い、銀行に問合せをしました。「住宅ローン」として扱えない理由は、「投資用として使われるんじゃないか」「東京からわざわざ引っ越す理由がわからない」とのことでした。私が投資用のマンションを2戸保有していることも、この様な疑義の原因になったそうです。そこで新たにより地元の銀行、信用金庫に直接訪問し審査を申し込みました。結果的に、地銀4行は全て「No」、信用金庫1行も「No」、最後の信用金庫のみ扱って頂けることとなりました。その間、親へも相談をしており、結果としては「親からの融資」と「自己資金」で現金で購入することとなりました。定年している親から借りることに抵抗があり、また住宅ローン金利の低さから出来るだけ金融機関の融資を使えればと思っておりました。しかし信用金庫の金利はそこまで低くなかったことと、どうしても欲しかったので親から借りることとしました。単純に返済比率の問題ではない、思いもしなかった問題に出くわした話でした。

仕事の選択肢の少なさ、賃金の低さ

2つめは「仕事」の問題です。元々今の仕事を続ける前提での移住ですが、出来れば地元で出来る仕事に就きたいと思い求人情報を調べました。想定はしていましたが、「時給1,000円」や「月給20万円」という仕事が大半で、これ以上の好条件の求人が見当たりませんでした。業種としては「農業」「観光」に関するものがほとんどでした。収入が全てではないですし、地方で生活するには十分な水準かもしれませんが、「肉体労働系」「拘束時間が長い」という仕事内容ですので、自ら飛び込んでいこうと思える求人ではありませんでした。

まとめ

私が移住の際経験した、2つの「障壁」についてご紹介させて頂きました。移住を検討される際、「賃貸」で住居を探すこと、どんな「仕事」があるのかしっかりと下調べをして移住されることをオススメいたします。個別の事情が大きいかもしれませんが、ご参考になりましたら幸いです。

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