はじめに
「投資はギャンブル」「投資は怖い」「現金が安全」そんな言葉を聞いたことがある方が多いのではないでしょうか？私の考えは「やり方を間違えなければ投資はギャンブルではない」です。投資に対するイメージを「投資をやりたい」というイメージに変えられる様な記事にしたいと思います。
「9億円」の資産を築いたアメリカの「清掃員」ロナルド・リードさん
ロナルド・リードさん（1921-2014）はバーモント州の貧しい田舎の家庭に生まれました。ガソリンスタンドで接客、自動車整備の仕事を25年務め、その後JCペニー（百貨店）で清掃員として17年間パートタイムとして働きました。38歳のときに2LDKの家を1万2000ドルで購入し、生涯そこに住み続けました。趣味は薪割りだったそうです。こんな平凡な清掃員だったリードさんですが、2014年92歳で他界した時、国際的なニュースになりました。理由は死亡時に「9億円」もの資産を築き上げていたからです。最近『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』という本でも取り上げられ話題となりました。
「9億円」の資産を築けた理由
宝くじが当たったわけでも親の遺産があったわけでもありません。若い頃から節約してお金を貯め、優良株に投資していただけでした。それを数十年継続した結果、「複利」効果で「9億円」に膨れ上がっていたというわけです。たまたま運が良かっただけ、等と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではなく誰もが真似をすることが出来る再現性の高い方法です。
アインシュタインは「複利」を「人類最大の発明」と呼んだ
物理学の常識を次々と覆した天才物理学者が、なぜそれを「人類最大の発明」と呼んだのか。資本主義社会の急成長を見たアインシュタインが、その原動力となる金融の力の象徴として「複利」を引き合いに出したのではないかとも言われています。それほどパワフルな「複利」の効果について説明したいと思います。
「複利」とは何か
複利効果とは、運用で得た収益を当初の元本にプラスして再び投資することです。これにより、利益が利益を生み、ふくらんでいく効果が生まれます。「複利」の対義語は「単利」です。
「単利」とは、運用で得た収益を（元本にプラスせず）毎回受け取り、当初の元本の金額のままで運用する方法です。元本「100万」を年利5%で運用したとしましょう。1年目は100万円が105万円になります。2年目は同じ様に5万円増えて110万円、ではありません。105万円に対しての5%なので110万2,500円となります。この様に「雪だるま式」に増えていくのが「複利」の効果です。
「複利」の効果（シミュレーション）
下記のグラフをご覧ください。2008年を100とした場合の各指標のパフォーマンスを示しています。
ご覧の様に下落、上昇を繰り返しているものの、世界経済が成長していることがお分かり頂けるかと思います。（S&P500：米国を代表する500社に連動する指数）アメリカを例にとり、年利に換算すると8％を超える驚異的なパフォーマンスです。仮に「年利8%、毎月5万円、30年間」運用した場合の結果をみてみましょう。
30年後の元本「1,800万円」に対し、運用結果は「7,451万円」と驚異的な数値となっています。5%で運用した場合もみてみましょう。
元本「1,800万円」に対して運用結果は「2,361万円」です。こちらも驚異的な数字ではないでしょうか。
今後はどうなのか
過去はうまくいったかもしれないけど今後は続かないでしょ、という疑問が沸いてくると思います。答えは同じ様に成長する可能性が高い、と言えます。理由は「人口」です。経済発展において「人口」が最重要要素です。日本に居ると感じられませんが、世界人口は増え続けており、今後も増加が間違いなく続くと予想されております。2022年80億人、2030年85億人、2050年97億人、2080年104億人でピークに達すると国連が予想しております。約60年後まで世界人口は増え続けるということです。表現が正しいかわかりませんが、30歳の方であれば90歳になる時まで世界人口は増え続けているということです。この様に世界人口が増え続ける＝世界経済は伸び続けるという根拠になると考えています。
まとめ
- アメリカの清掃員リードさんは投資によって9億円もの資産を築くことが出来た
- 人類最大の発明「複利」の効果を使えば再現性が高く誰でも真似が可能
- 過去の結果からのシミュレーションによると、「年利8％、毎月5万円、30年間」の運用で元本「1,800万円」が「7,451万円」にも成長する
- 今後も世界人口が2080年まで増加するという国連の予測から、経済も成長する可能性が高いといえる
ご覧頂きありがとうございました。いかがでしたでしょうか？具体的な投資先、方法についてはこれから発信していきたいと思います。
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