習慣化の化学~腕立て1回から始めるいい習慣を続ける技術~

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「筋トレをする」「ダイエットをする」と決めたものの三日坊主に終わる、いつも間にか忘れていた、なんていう経験は誰にでも1つはあるのではないでしょうか。習慣化する為の具体的な技術について紹介したいと思います。

習慣を変えると人生が変わる

人間は習慣的な行動に45%支配されているという研究があります。睡眠が30%占めるといわれておりますので、「習慣」+「睡眠」だけで75%支配されているということになり、それ以外はわずか25%です。逆にいえば、「習慣」を変えることが出来れば人生を変え得ることが出来るということです。

脳は大きな変化が嫌い

「筋トレを始めよう」「ランニングを始めよう」「英語の勉強をしよう」と思ったものの、三日坊主で終わってしまった経験をお持ちの方は多いと思います。ですがこれは当たり前のことで、逆に楽しくて笑い続けることもなければ、悲しくて泣き続けることもないですよね。この様に人間の脳には「ホメオスタシス」という機能があり、常に正常な状態に戻そうとする力が働きます。何が言いたいかというと、人間の脳は変化が嫌いな構造であるということです。ですので、習慣を身に付けようとしてハードな変化や大きな変化を与え、それを続けようとすることは脳の構造に逆らう行為になる為、続かなくて当たり前なのです。

脳が好きな2つのこと

脳が好むことが2つあります。それは「効率」と「ゆっくりした変化」です。脳にとっての「効率」とは「習慣化」です。つまり「抵抗が少なく考える必要がないこと」です。手紙がなくなりLINEが流行っている様に、人間の脳は楽なことをする様に出来ているからと言われています。「ゆっくりとした変化」とは人類の進化の様な小さな変化の積み重ねです。2つを合わせますと脳が好むことは「小さな習慣」です。脳が抵抗を感じづらい小さな抵抗と小さな変化から慣らしていくことにより脳が好きな習慣を作ることが出来ます。

「小さな習慣」をやる3つの条件

  • 馬鹿馬鹿しいほど小さなことから(腕立て1回等、達成率が100%になる様に)
  • 意思の力が必要ないこと(何も考えず出来ること)
  • 良い習慣を付ける為にやる(悪い習慣をやめる為では続かない)

です。

「小さな習慣」を積み重ねると脳をだませる

小さいことを積み重なるとどうなるでしょうか。Twitter140文字を8回ツイートすると1,000文字書いたことになります。1日1,000文字書き続けると1年で365,000文字になります。これは小説が50,000文字と言われておりますので、1年で7小説書けることになります。本は1分間に300字読めると言われています。1日1時間18,000字1年間続ければ1年で130冊も読めることになります。朝20分、昼20分、夜20分でも同じことが言えます。本を100冊読む、と聞くと無理と思われることも通勤時間や朝時間を作り、こつこつ続けるだけで達成することが出来ます。この様に立てた目標を出来るだけ小さく、達成可能な目標に置き換えるだけで脳をだませ習慣化することが可能になります。

まとめ

  • 脳は大きな変化が嫌いな構造をしている
  • 脳が好きなことは小さな習慣
  • 小さな習慣を続けると脳をだませる
  • 馬鹿馬鹿しいほど、小さな習慣から始めることが重要

いかがでしたでしょうか。これを始めてみると今まで三日坊主で終わってしまっていたことでも継続出来る確率が格段に高まり、始めの1回、1歩が大変だったのだということに気付かされます。よい習慣を身に付ける為の参考になりましたら幸いです。

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